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この少年の名は神居守(カムイ マモル)。平凡な男子高生である。 「いくらなんでも、リアルすぎだろ・・・」 そう呟いて守は布団に顔を埋めた。 着ていた服は汗でしっとりと濡れている。 呼吸が落ち着くのを待って、守は布団から出て風呂場に向かった。 トン、トン、トン、と階段を下りる音が、静まり返った家の中に響く。 時刻は午前4時。 早朝だからか、両親はまだ寝ているようだ。
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