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「生きてたか?」
私がしばらく待っているとさっきのガルカがガハハと笑いながらこちらへやってきた。
「良かった良かった。じゃあ国に送ってやろう。その前にお前さん名前は?」
「あ、ぬこらです。」
「ふむ…見た所初心者のようだが…バリスタに興味があるのか?」
そう急に問われ私は慌てる
「まだ最近冒険者になったばかりなのでよく分からないですが…かっこよかったです!!」
そういう私に彼はまたガハハと笑うと
「そうかそうか!!じゃあこれをやろう。お前さん位の経験の冒険者もいっぱい参加してるからな!!」
そういうと彼は私に紅いパールを差し出した。
「これは…?」
「リンクパール。それをもっていると同じパールを持っている奴等と何処でも会話が出来る。勿論わしともな。」
そういうと彼はニッと笑った。
「わしの名前はガゼル。よろしくな!!ぬこら。じゃあ送るぞ?」
そういうと彼はきらゆらが使った呪文と同じ呪文を唱えた。
「デジョン2!!」
黒い光に包まれると私はバストゥークに戻ってきていた。
「リンクパールかぁ…」
私はそっと装着してみる。
「こんばんは。」
「おおっ!!新人さんだっ♪こんばんは♪」
『こんばんは』
様々な人の声と自己紹介が聞こえてくる。
私は必死に整理をしていた。
すると先程のガゼルの声が聞こえた。
「お前らぬこらは初心者らしいから色々助けてやってくれよな。」
「ぁ、じゃああきが素敵なとこにご招待してあげるよぉ♪」
ガゼルの声に少し高い男性の声が答える。
「あきとし…お前の素敵な所は信用ならんぞ。」
ガゼルは苦笑しながら答える。
「大丈夫っ♪あきがちゃんと守るよぉ!!2~3回くらいは死ぬかもだけどいい思いさせてあげるからねっ♪それに初めての所きになるでしょ~?」
そう聞かれ私はなんだか物騒な前半の話にビクビクしながらも興味をひかれた。
「はい!!」
そう答えた私にあきとよばれた男性はニコニコとしながら
「じゃあデムで待っててね♪迎えにいくから!!」
と言ったのだった。
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