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彼と出会ったのは大きな城のある国 サンドリア
私は自分の国でミッションを受け、このサンドリアの城を目指していた。
が…
「ここは何処だぁあぁ!!!!」
そう。私はドがつくほどの方向音痴。
友達と出かけてもはぐれることがよくあるのだ
「うーん…」
頬に手を当て悩んでいると後ろからツンツンと何かに足をつつかれた。
「暇だし案内しようか?」
かけられた声に振り向くもそこには誰もいない。
「!!!???」
「あ、いやいや。下だよ下」
苦笑するような声に下を見ると可愛らしいタルタルの男性が足元に立っていた。
「ありがとう!でも危ない所に行くから…」
と言いかけて私はまじまじとそのタルタルの洋服を見直す。
見たこともない鎧 青く輝く剣 etc
「うん。だから僕がついてってあげるよ?」
とその男性はニコッと笑った。
「あ…ありがとう」
私は訳も分からないまま手を引かれ、城に入っていった。
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