遭遇

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私達は4人で紅い魔方陣の上に乗った。 するとごぅんと鈍い音と共に4人は暗く狭いフィールドに飛ばされていた。 眼前に広がるのは切り立った無数の岩に紅い血にもにた色の空 そして… 「…スエゾー?」 『!!!!』 私の言ってはいけない(?)一言に3人が凍り付く 「いやっ!!似てる気がするけどあれは違うにゃん!ここ、ヴァナディールだからっ!!」 と突っ込みながらもりんちゃんの耳と尻尾が笑いを堪えるように小刻みに震えていたりする。 「だ…だって…」 私の声を遮りスエゾー?がなにか言っていたがあんまり聞いていなかった。 「無礼な奴等め!!始末してくれるっ!!」 遂にぶち切れた?スエゾーもどきが何やら呪文を唱えると目の前に巨大な漆黒の竜が現れた。 「きますよ!!下がって!!」 その声に私は距離をおき、後ろへ下がる。 それと同時にきらゆらとカムイが前にでてドラゴンに刃を構えた。 「てやっ!!」 きらゆらの青い剣がドラゴンの身体を切り付ける。 るぐおぉお!!! ドラゴンが怒りの声をあげきらゆらに爪の一撃を加えた。 あっという間にきらゆらの体が血に染まる。 「ケアル2!!」 私は慌てて癒しの呪文を唱えた。 するとドラゴンがこちらをギロリと睨み付け近寄ってくる。 「ぬこらに手を出すなっ!!【挑発】」 きらゆらが挑発をするとドラゴンは再びきらゆらの方をギロリと睨み付ける。 「これで僕がエルかヒュムだったら様になるんだけどねι」 と苦笑するきらゆら 「こちらも忘れないでくださいね。【タックル】」 カムイは果敢にドラゴンに体当たりをかます。 マトンの鬼若くんもカムイと共にドラゴンの体力をガシガシ削ってゆく…そして 「これでお終いにゃん♪」 そういうとりんちゃんが魔法を唱えた。 「ストーン!!」 『ストーンかよ!!』 みんなの突っ込みを最後にドラゴンは地に倒れ伏し消えた。 ドラゴンが消えた後、辺りを見回したがあのスエゾー?もいなくなっていた。 「ふぅ…みんなお疲れ様にゃん♪」 りんちゃんがニコニコしながら声を掛ける。 「これであとは報告するだけだね♪」 そういうときらゆらは皆を先導しウィンダスの町を目指し山を降りていった。
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