事件

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「んじゃ、本間ごめんなっ」 荷物を持って 井上が玄関に向かう。 自分の靴に足を入れてく。 腹の立ってた俺は 井上を今彼女の所にやるのが シャクやった。 …いや、正味いつもシャクや。 このまま俺んとこに 居させたい。 いつも思ってた。 けど我慢してた。 相方って関係が崩れるから。 あかんことやから。 でも…なんでかこん時俺は… 「…!?」 『…』 黙って玄関に立った井上の 肩を掴んで、強く ドアに押し付けてた。
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