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私が怪盗になってから1年が過ぎた。
初めは突然怪盗にならないかと誘われ驚いたが今となっては怪盗になって良かったと思っている。
ある日じいやに呼ばれいつものように向かうと部屋には見知らぬ男2人がいた。
いつもなら私とじいやだけで話をしていたので少し戸惑ったものの、私は部屋に入っていった。
「待っておったぞ、カレン。3人揃ったから話を進めようかの」
ふとさっきの2人を見ると2人も戸惑っているようだった。
「待ってくれよ。じいや。どういうことだよ。なんで他の奴がいるんだ!そんなこと俺は聞いてないぜ!」
少し怒った口調で体格のいい1人がじいやに言った。
「少しは落ち着いたらどうだ?これじゃあいつまでたっても話が聞けない。」
呆れたようにスーツを着こなし眼鏡をかけたもう1人が言う。
「なんだと!偉そうに言いやがって!」
「本当のことを言ったまでだ。」
「リク、シオン落ち着かんか!今から説明するから大人しくしてくれ。」
「ちっ!分かったよ。」
「僕は落ち着いてますよ。」
「全く会ってそうそう言い争いとは…。まぁよい。まずは3人には自己紹介をしてもらうぞ。」
「なんで会ってすぐに見ず知らずの奴に自己紹介なんてしなきゃ…「見ず知らずの奴だから紹介するんだろう。自分達にとって危険な奴なら此処には入れないはずだ。そんなことも分からないのか…」
「なんだと!」
「これ!いい加減にせんか!全く…カレンお前から紹介してくれぬか。」
「えぇ。私はカレン。セクシー派として活動してるわ。よろしくね。」
私が自己紹介すると2人も紹介を始めた。
「俺はリク。肉体派として活動してる。よろしくな。」
「僕はシオン。頭脳派として活動してるよ。よろしく…」
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