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「言いたいことは分かる。しかし言ったじゃろう?今回の依頼は厄介じゃと…。」
「だからその厄介ってなんだよ?」
「兵器を奪った集団なんじゃが詳しい情報がなくてな…。分かっている事とすれば、その集団がわしらについての情報をある程度知っておるということだけなんじゃ。だからこちらも迂闊に動けないのじゃよ…。」
「なら俺がこのミッションをやるのはまずいんじゃねぇのか?いくら少しはこの仕事に慣れたって言っても他の奴に比べたら俺はまだまだだ。」
「私だって他の仲間に比べればまだまだなのにこんな重要なミッション出来そうにないわ…。」
「不安になるのも分かる。じゃが、こちらの有力な怪盗達の情報は奴らに知られておるじゃろう…。だからこそお前達に今回のミッションを頼んだのじゃよ。」
「……分かったよ。そのミッション俺は受けるぜ!」
「僕も受けます。いい経験になるでしょうから。」
「私は…」
(そんな重要な事今すぐなんて決められない…。)
すぐに決めることが出来ず私は下を見つめるばかりだった。
「カレン。お前なら出来るはずじゃ!もっと自分に自信を持つのじゃ!」
「そうだぜ、カレン!俺だってまだまだだけどよ、みんなで協力すればきっと上手くいくって!」
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