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新しく用意された家はとても綺麗な一軒家だった。
あれからリクが家に戻って確認してきたが本当に部屋は空っぽだったらしい。
中に入ると私達の荷物はまとめて置いてあった。
「部屋はいくつかあるから、3人で相談して決めるんじゃよ。」
まったく悪びれた様子はなく、笑顔でじいやは言った。
「それじゃあわしはこの後予定があるんでな。“仲良く”暮らすんじゃぞ。では。」
じいやが見えなくなるとシオンは、またため息をついた。
「“仲良く”って、子供扱いしないでほしいよ…。」
「まぁ、文句ばかり言ってても仕方ねぇよ。さっさと部屋決めて荷物運んじまおうぜ!」
私達は部屋を決めると荷物をそれぞれ運んでいった。
ミッションは兵器を取り返すということだけだが、相手の情報がほとんどないため仕事の期間は長くなる。
(ミッション受けるとは言ったもののまさかリクとシオンと一緒に暮らすなんて思ってもみなかった。これからどうすればいいの!?)
そんなことを考えているとシオンが私とリクを呼んだ。
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