-Zero-(中学編)

13/123
前へ
/601ページ
次へ
幸いにも僕はシュバルク公爵家の末息子として顔写真などはまだ公には公開されていない。だが、それでも社交界のパーティーから帰ってくる父さんや兄さんたちを見れば決まって、少し服が乱れていた。聞かなくともわかる… 公爵家という立場だけでなく、男女関係なくモテる彼らはパーティーへ行くと、あっちへこっちへと周りの人間に引っ張り凧。 袖のカフスは必ずと言っていいほどパーティー会場で行方不明。僕が思うに女共にダンスを誘われる際、揉みくちゃにされたのだろう… 自分がそこにいたらと思うだけで、ぞっ…とする。 .
/601ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3973人が本棚に入れています
本棚に追加