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「クリフェイド!何かあったのか!?」
騒ぎを聞き付け駆けてくるアクシオンに視線を移すクリフェイドは事もなげに言った
「何でもありませんよ父さん」
「そうか」
それならよかった、と安堵の溜息を漏らす父に後を追ってきたジルタニアスは呆れ顔、
「だから言ったのに…」
そう漏らすジルタニアスにアクシオンから視線を変えると、その後ろに二人の老人が冷ややかな目で自分を眺めるのに気が付いた
「…………」
無言で問うクリフェイドにアクシオンは、あぁ!と声を上げる
「こちらは私の父と母だ。父上、母上… 彼がクリフェイドです」
形式上、クリフェイドの祖父母となる老夫婦にアクシオンは紹介する。だが、その二人からクリフェイドに向けられる視線は酷く冷たいものだった‥。
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