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そして翌朝――…
新聞紙の面に大々的に取り上げられた一面、
『国家機密情報機関特殊組織の現在室長、スクワット・ブランドンに国の情報横流し疑惑!?』
という見出しだった。
わー… 書いてる書いてる。
もちろん、提供者はクリフェイドだ。因みに匿名で。
地位を持ったままだと、スクワット・ブランドンはまた絡んで来る…
そう思ったクリフェイドは自分が先手を打つべく、
動いた。
こういうのに打ってつけなのがマスコミ。マスコミに疑惑を持ち掛ければ…
それはもう大々的に取り上げられることは予想ついていた。スクワットの不審な動きの写真なども送りつけた結果がこれだ。
――…これで、父の元に来ることはないだろう。ただ問題は…
「スクワットとヒューマン牧師だな…」
表に出て来なくても、裏では勢力を上げつつあるあの二人…
恐らく、一日に少なくとも数回は会ってるんじゃ……
「…………」
新聞紙を睨むクリフェイドを昴が心配そうに見つめていることに、
本人は気づいていない…。
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