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――‥ チュン…
小鳥の囀りに目が覚めたクリフェイドはゆっくりと起き上がる…
そこで、ふと気がついた。
「……此処は…
何処だ?僕は確か……」
顎に手を当て、ひたすら記憶を手繰り寄せるが… 朝に弱いこともあって中々頭が覚醒しない
だが、クリフェイドは嫌な予感がして堪らない…… 何せ、今いる部屋が異常に、まるで王室のようなきらびやかで……
―― ガチャ
そのとき、扉が開いた。クリフェイドが視線を扉のほうに移すとそこには――‥
憮然とした表情の金髪美形、鋭く威厳に満ち溢れた瞳…
威厳さを象徴とする衣装に、頭に乗る王冠
それは紛れもなく、亡くなった両親の後を若くして継いだ、この国の国王だった‥
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