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「…すみません。いい加減、しつこいんですが?」
相手がこの国の王子であろうと関係ない。遠慮なく言うのは勿論、クリフェイドだ。
……ちなみに、これは余談だが、クリフェイドの家がシュバルク家ということしかアシスたちは知らない。
あくまでクリフェイドの父はシュバルクという公爵家であり、次男がここの理事長ということくらいしか… アシスも知らなかった。
それは、クリフェイドの父アクシオンがCIAの上層部に就いていることが公になっては仕事にも影響が出るが、
それ以上にクリフェイドの身も危険になるためだ。少し前まではCIAの中でもエージェントとして大活躍していたアクシオン、
今も時々、出張と言って自らスパイとなって活躍するほど現役最中だったりする‥。
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