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まず、僕が病院にいるこの状況を教えてもらった。
僕は訳ありの女、母というべき人に連れられて来たらしい。僕という子持ちの母という人は、義父であるアクシオンと戸籍を入れ、あえてバツイチ同士の夫婦となったそうだ。
…だが、僕は本当になにも覚えていない。だから、この義父がいう話が本当か嘘か定かではない。が、僅かに揺れる双方の瞳が僕に真実を語る・・
この人が話す話し全てが嘘じゃないだろうが、それでも何処かしら話す内容の全てが事実ということではないらしい。……だが、僕の瞳を見つめて真剣な顔で話す義父に悪意はないと感じる取ると、僕は内心小さく溜息つく。
僕に知られると何か、まずいことでもあるのだろうか――‥?
そんな疑問が頭を横切った。
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