5人が本棚に入れています
本棚に追加
降伏宣言をしてから、数日。
アイツからの執拗な攻撃は未だ、止まることはなかった。
泣きじゃくる姿を見兼ねた仲間たちが応援してくれるけれど。
アイツの仲間たちも参戦していて。
いつ、組織間の全面衝動になるかわからない状態。
「もう良いよ、みんな。誰かが傷付くのは嫌……お願い。アイツから手を引いて」
渋々ながら、争いの兆候が薄れていく。
そう、これでいい。
盗られたお宝のことさえ我慢すれば、報復は終わる。
あと少しの我慢だから。
自分を支えながら、終わりが来るのを待つ。
最初のコメントを投稿しよう!