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バッ!
その場に崩れ落ちる兵士。
「危なかったな。ほら、キクルも無事だ」
少年がリジュの後ろから顔を出す。
「はぁ…。キクル大丈夫だったんだ」
ミルルがふらふらっと立ってキクルに寄っていく。
「なあ?…マミ!お前顔腫れてるぞ!肘てつでもされたか?」
マミはやっと立ち上がる。
「あたし、顔面にモロ入ったんだから…。とにかくアマラ門まであと少しだから。行こ!」
船外につながる門まで走る彼ら。
「リジュ!レアメタルは!」
「あるよ。ちゃんといつもみたくアクセサリーにして」
廊下が切れて、すぐアマラ門が見える。
「誰もいない!」
「ちょっとミルル。このアクセ付けて」
立ち止まる彼ら。リジュから少女ミルルにレアメタルの入ったペンダントが渡される。
「どう?似合う?」
「ミルルはきれいだから似合ってるよ。じゃあ、みんな、船外出るよ!」
マミの指示に3人がうなずく。
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