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朝には、何事もなかったかのように、普通にご飯を食べ学校へ行った。
これが金縛りだと言うことは、何年も後になってから知った。
この事があってから、毎晩金縛りに悩ませられる。
初めの時のように、はっきり見ることはなかったが、金縛りに遭う度に黒い影を見るようになった。
黒い影は、毎晩来ては子供部屋を見て回る。
そして、私は金縛りに慣れた。
金縛りの解き方も、自然と身についていた。
毎晩の金縛りは、中学に上がるまで続いた。
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