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父とは毎日のように、取っ組み合いの喧嘩。
この時、痛めた腰は、今でも引きずっている。
学校では、人間関係が上手く行かず、孤立していた。
私は、たまに、人の感情が分かったりするのだが、それが怖くて人を避けた所為かもしれない。
けれど、学校に行けば食べ物にありつける。
夜にお腹が空かないように、出来るだけ胃に食べ物を突っ込んだ。
多分、尋常な食べ方ではなかったと思う。
弟と妹は、この頃から万引きを始めた。
しょっちゅう警察から掛かって来る電話。
私は、電話が怖くて、嫌いになった。
それでも、弟と妹はまだ、家庭内で上手くやっている方だった。
家でも、学校でも、孤立した私の居場所は、何処にもなかった。
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