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深夜、布団に横になり、心で念じた。
霊は直ぐに来た。
酷い耳鳴りと共に。
金縛りで体を動かせなくても、怖くはなかった。
この時、来たのは色情霊だったのか?
霊は、私の体を撫で回し始めた。
嫌悪感は全くなく、心地良い。
いつも、眠ることが出来なかった私だったが、直ぐに眠ることが出来た。
それから、毎晩霊を呼んだ。
来るのは、同じ霊。
体を撫で回されながら眠りにつく。
これが、習慣になっていた。
いつまで続いていたのか、それは覚えていない。
この期間中は、何回か、淫らな夢を見た。
全てリアルに感じた。
振り返ってみると、怖いことしていたな、と思う。
霊を呼ぶなんて、危険なこと。
何が来るのかわからないのだから…
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