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「でも…この想いは源田にちゃんと伝えたい…」
軽蔑されても良い…このまま終わるよりは…
そう決心すると俺は源田を部屋に呼んだ。
*
(ガチャ)
「…佐久間…どうした…何があった?」
「…源田…」
「……ん?…」
「…お、俺…お前の事が好きだ…///」
「……え?!」
びっくりしてる…軽蔑してる…
「…ずっと、お前が好きだった…気持ち、悪いよな?あり得ないよな?」
「…佐、久間?」
「俺、源田にこの髪…綺麗って言われたのが嬉しくて…ずっと伸ばしてたんだ…けど…」
「おい、佐久間?」
「…もうこの髪も、もう要らない!!」
俺はハサミを取り出すと一気に髪を切った…と思った…
(ザクッ)
「……っ…」
「な、んで?」
ハサミに付いた紅い液体…同じものが源田の手からも流れている。
と、同時に俺は源田に抱き締められていた。
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