俺が知っている君

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学校の帰り道、途中までの道のり 君と俺は同じ方向 目の前で歩いている君は 俺と同い年なのに大人びている 「や、やめてください!!」 突然後ろの方から可愛いらしい 女の子の声がした 振り返ってみてみたら女の子の 倍の身長の厳つい男が3人 男の1人は女の子の手首を握っていた もう1人は女の子にしつこく遊びに誘っている もう1人は腕を組みながら偉そうな態度をとっている ああ…ナンパか…………… 「本当にやめてください!!」 泣きながら女の子は抵抗している もう、しょうがない…恐いけど俺が女の子を助けに行くしかないか スタスタ歩いている俺を越して行く人の影 それは君だ 君は恐い顔をして厳つい男3人に 「その子が嫌がってる、離せ」 と言うから驚き…君じゃ勝てっこないよ…。 「ア"ァー!?なんだお前!!」 「今すぐ離せって言ってんだよ」 「ヤンノカ!?殺すぞテメェ」 「お前らに殺されるくらいだったらハチに刺されて死んだ方がましだな」 「はぁ?ハチに刺されたくらいで死なねぇよ!!!」 「馬鹿だなお前ら」 「アァ"?!んだと!?…テメェマジでムカつくんだよ!!!!!」 ゴツッ!! 君は顔を殴られてしまった 「ちっ…」 君の口からは血が出ている 「オラオラ!!まだ終わってねぇーぞ?!」 男の1人が君の両腕を固定して 動けないようにしている 顔を殴った男が今度は君の腹を殴る 何発も何発も その度に君の口から血と唾液が混じりあった液が君の制服や地面に散らばる 俺は恐いと言う感情が怒りに変わり始めた
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