月の満ちる晩
2/5
読書設定
目次
前へ
/
20ページ
次へ
ひらり、 金色の髪をなびかせる「それ」が高い鉄柵の向こうから軽やかに舞い降りてきたとき、ルカは純粋な感動を覚えた。 なんて、美しいんだろう。 猫を思わせるしなやかな動きで着地した「それ」は、こちらを振り向くや否や、手を伸ばしてきた。 その手には、黒光りする拳銃。 「ーへ?」 口をついて出たのは、恐怖の叫びでも、命乞いの言葉でもなく、間の抜けた疑問符だった。
/
20ページ
最初のコメントを投稿しよう!
7人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
85(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!