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バス 2
バスに乗り込んだルータ達。朝が早かったせいか、バスの中には誰もいなかった。
ルータ「……なんか不気味だよなぁ…。なぁ、ヨウキもそう思うだろ?」
ヨウキ「いやぁ、疲れた。やっと座れるよう」
ルータ「どんだけ落ち着いてんだよ…」
ヨウキ「………」
ヨウキは、周りをみだした。
ヨウキ「……なぁ、ルータ…」
ルータ「なに?」
ヨウキ「誰もいねぇじゃん!!!!」
ルータ「いや、おせぇよ!!!!」
この会話のやりとりで、緊張感なんてふっきれた。
その後、バスに揺られて小一時間…山を登りだし、町外れまでやってきた。
ルータ「だいぶ町から離れたなぁ」
ヨウキ「後2時間ぐらいで旅館に着くよ」
ルータ「そんなに山奥なのかよう…」
それからまた一時間が過ぎた。
ルータ「うえっ…気分悪くなってきた………」
ヨウキ「大丈夫かルータ?」
ルータ「俺バスに弱いんだよ……ちょっと寝るわ。着いたら教えてくれ」
ヨウキ「まかしろ!!」
ルータは眠る前にふと、こう思った。
ルータ「……どんな旅館に泊まるんだろう。ヨウキに聞いてみようかなぁ……………ま、着いてからのお楽しみでいいか」
ルータは、軽い眠りにはいった。
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