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旅館 2
ルータは、少し笑いながら言いました。
そして……
ザボーン。
ヨウキ「ああぁ、いい湯だ。温泉にして正解だったろ?」
ルータ「夏の温泉もなかなか気持ちがいいな」
……恐怖の始まりは、その時突然起き、徐々に…徐々に…人間達を恐怖におとしいれていくのです………
ルータ「……なぁ……ヨウキ…なんか揺れてないか?」
ヨウキ「う~ん……言われてみれば……でも、震度1ってとこじゃないの。気にするほどじゃなくね?」
ルータ「そう……だな。……あ!!てめぇ!!俺のと比べてんじゃねぇよ!!」
ヨウキ「……俺の負けだぁ…」
ルータ「どうでもいいよ!!」
そう言いながらも、ルータの頭のなかでふと思った事は……
ルータ「……やったね!!!!」
ヨウキ「あ、お前…なんか俺の勝ちみたいな顔しやがって!!許せん!!」
ルータ「わ!!止めろヨウキ!!お湯かけんなぁ!!」
ヨウキ「こんチキショー!!」
……この安心が、少しずつ、恐怖に変わっていく事を…ルータ達は、後…6時間後に気付く……。
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