ありがとう、先生

神様お願い

そして運命のとき。

うちの班が選ぶのは2番目。

1班が4人だから、私達が選べるのは三組目。
万が一、先生の横と後ろの席をとられたとしても、

3番目なら辛うじて、先生の近くに座れる。

ほっと胸をなでおろす私を見て、ｻﾔがからかう。

「そんな安心しなくても、最初からｼﾞｮｳｼﾏ先生の近くに座る人なんていないからｰ」

そんなｻﾔの言葉に
「もう、ひどい！」

そう言った反面、確かに思春期で先生の近くに座りたがる人なんていないよな…

そう思いつつ、しっかりと先生の横の座席をｹﾞｯﾄした。

やったね、神様。