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数は分からないが怪物数体に囲まれてしまっていた
全てが終わったと固く目を閉じたとき怪物の向こう側から声がした
ウィル「おい…何を下品に騒いでいる?」
怪物は先程みたいに奇声をあげている
ウィル「確かに関係無い…ならば貴様らにも関係ないだろう?俺が今から何をしようがな…」
どうやら向こう側にいる人物は会話ができているらしい
声の主である人物は僕の目の前に現れた
見たことのない衣服
見かけないルビーのような瞳を持つ男の人だった
ウィル「貴様…どこから入った?」
「あ…あ…」
恐怖でうまく喋れない両手が酷く震えている
力の入らなくなってしまった両手で持っていた本がスルリと落ちた
男の人は目を見開いて本を凝視した
そして何かを考える素振りを見せたと思ったら口元がつり上がった
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