出会い。

4/5
前へ
/175ページ
次へ
「これも落ちてるよ。」 ふと渡されたのは携帯電話。 「ありがとうございます!」 「どういたしまして。」 落ち着きを取り戻したあたしは、やっと相手の顔を見た。 爽やかな人だな、とは瞬時に思ったが笑顔も爽やかだった。 誰にでも平等に優しく接していそう。 密かにファンクラブとかあってもおかしくないな~なんて。 短時間で第一印象が形成されたところで、話しかけられた。 「俺、日野修平(ヒノ シュウヘイ)って言います。よかったら君の名前も聞いてもいい?」 「関谷千尋です。」 「これからよろしくね、関谷さん。」 ちょうどいい?タイミングで担任の先生が入って来た。
/175ページ

最初のコメントを投稿しよう!

32人が本棚に入れています
本棚に追加