5章

4/43
18人が本棚に入れています
本棚に追加
/165ページ
♀♀♀ 「今日は朝に千葉、そして夕方に北海道か」 「千葉なんて東京の目と鼻の先じゃないっスか。ランダムとは言え、なんか度胸あるっスね」 「だが、自衛隊の戦車隊は進路を崩れたビルなどに阻まれて進撃出来ず。更に航空部隊は悉く撃墜されたらしい。  都市爆撃のみを目的にバーニアやマルチロックオン機能を外した割には、ちゃんと戦うだけの性能はあるようだな」  狭川と新井の2人と共に行動を続ける中、今日行われた攻撃のターゲットについて連絡を受けた。  まさかこんな前半に首都の目と鼻の先を攻撃するとは思えなかったが、どうやら事実のようだ。 「味方からの報告に依れば、青い翼はメーザを投入したらしい」 「メーザって、俺達が運んでる新型のことっスよね?」  くいくいと新井の指差す先には、私が基地から強奪したC.Aが横たわっている。情報が正しければ、これと同じ機体が千葉に出撃したらしいが……。 「バーニアを搭載しマニピュレーターを強化した、対C.A戦も想定した機体か。そんなの相手に、千葉にいたレジスタンスはどうなった?」 「どうやらレジスタンスは、メーザを撃破して突破したらしい」 「レジスタンスもやりまスねぇ」  
/165ページ

最初のコメントを投稿しよう!