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「美味しい。さすがメイドさんね」
「ありがとうございます」
その後、数分をかけて朝ごはんを食べた。
「は~美味しかった」
箸を置いて胸の前で手を合わせる綾。
「そう言えば小夜ちゃんは何でこんなに朝が早いの?」
「もちろん、皆様の朝の用意でございます」
「メイドさんも大変ね。私も手伝ってあ………」
ドオォォォォォォン……
いきなり重低音が鳴り響いた。
「何!?」
綾はマグカップを置いた。
「また来たようですね」
小夜は顎に手を当て、冷静に考える。
「本庄様、付いてきて下さい」
「うん!」
綾は小夜に付いていった。非常事態の筈なのにいつも通りの速度で歩く小夜。
ついたのは屋上だった。
「何が起こってるの!?」
屋上に出た瞬間に音が聞こえる方向に走った。
「うわっ、すごっ」
下を見ると戦車が砲台を旋回させ、次の目標に標準を合わせていた。
「自衛隊が頑張ってくれてる。これならどうにかなるんじゃない!?」
「どうでしょう」
「どうしてそんなことを言うのよ」
「見ていればわかりますよ」
綾は言われた通りに自衛隊と死体の戦いを眺めた。
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