死してもなお…

2/2
前へ
/142ページ
次へ
今年の4月の日記に、僕はこう書いた。 出逢いと別れが錯綜する4月。 僕は26歳となり、今も某空港で保安検査員として働いている。 どんな仕事であれ、そこに使命感と誇りを持てば、自分がそこに生きる意味が生まれる。 生きながら死んでいる者となるな 死んでも生き続ける者となれ 見えない未来を想い、道を創ることは険しい。 日常の疲れに流されて、考えなくなることもある。 目先の快楽に溺れることもある。 めんどくさくなる時もある。 でも、そこで止まれば、僕は僕でなくなる。 退くは死 時に倒れることがあっても、這いつくばってでも歩いてやれ。 【最後の時】がくるまでに、僕は何を残せるだろう。 そこに答えを見いだし、残していくことが両親、僕を救ってくれた友人たち…そして師匠への恩返し… 死してもなお、誰かを励ませる人でありたい
/142ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加