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~現実世界~
車から真司が飛び出してくる。
優衣と蓮が駆け寄るが気を失っていた。
優衣「とりあえず、連れていこう。」
蓮「そうだな。聞きたいことがかなりあるからな。」
二人は真司を運んだ。
やって来たのは『花鶏』と書かれた小さな喫茶店。そこで真司は目覚める。
真司「ここは…」
優衣「気がついた?」
真司「あんたは!」
優衣「ねぇ、これどこで手にいれたの?」
優衣はデッキを見せる。
真司「あっ。それは…」
蓮「正直に言え。」
真司「その声。もしかしてあんたあの時の!」
優衣「お願い教えて。」
真司「うん…それは行方不明になった人の家で見つけたんだ。それを拾ってから変な耳鳴りがして、化け物がみえたり、もう意味分かんないよ。」
優衣「じゃあ『神崎史郎』って知ってる?」
真司「神崎?いや、知らないな。」
蓮「これで分かっただろ。こいつは偶然ライダーになったんだ。」
真司「ライダー?」
優衣「さっきあなたが行った世界は『ミラーワールド』」
真司「ミラーワールド?」
優衣「そして、そこで戦う戦士が『仮面ライダー』。あの化け物は『モンスター』。」
真司「なるほど。」
優衣「あなたは『ドラグレッダー』という龍のモンスターに命を狙われている。」
真司「えっ!?」
優衣「でも、大丈夫。このカードを持っていれば、モンスターを封印することが出来る。」
優衣は『SEAL』と書かれたカードを真司に渡した。
蓮「早くこの事はわすれるんだな。」
そう言うと真司を追い出そうとする。
優衣「やめなよ!蓮!蓮がそんななら私もう蓮とは…」
蓮「分かったよ。そんなに起こることじゃない。」
そう言うと蓮はどこかへ行ってしまった。
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