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時次「(あれは……チョーク!?)」
壁にはチョークが突き刺さっていた
時次「チョークに傷一つないだと?」
祐紀「気にするとこはそこか!?」
右隣の席にいた祐紀がツッコミを入れてきた
時次「まぁ兵太なら大丈夫かなと……」
祐紀「でも言われてみれば兵太なら平気か」
どうやら祐紀も納得したようだ
時次「ところでチョークは何で傷一つついてないんだ?」
祐紀「本当に魔法のことを全く知らないんだな……」
時次「前にも話したが親は何も教えてくれなかったから、仕方がない」
祐紀「仕方ないのか?
まぁ……あれはチョークを魔力で強化してるだけだな
でもチョークを強化しただけじゃ、あんな威力はでないはずなんだが」
時次「どういうことだ?」
祐紀「チョークみたいな物質を強化する『物質強化』と自分の身体を強化する『身体強化』ってのがあってな
物質強化だけだと物質が頑丈になるだけで、物質自体の威力は上がらないんだ」
時次「んー何となくわかった気がする」
祐紀「今は何となくわかってれば充分だ」
時次「そうか……」
2人は先生と兵太に視線を戻す
優里「追川さん、質問とはなんですか?」
どうやらしきり直すらしい
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