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ガラッ
教室の扉が開いて、椎名君が反射的に立ち上がる
「2人ともおはよう」
何も知らない宮田さんは、いつものように朝の挨拶をしてくる
「…と……トイレッ!!」
それだけ叫ぶと、椎名君は宮田さんに挨拶もせず、もの凄いスピードで教室を出た
「…椎名君、顔真っ赤だったけどどうしたの?」
何も知らない宮田さんは私に質問を投げかける
私は何も言えず、黙っていたけど、宮田さんは何かを察したようだ
だって…
私の顔、絶対椎名君以上に真っ赤だもん
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