250人が本棚に入れています
本棚に追加
/198ページ
「だってお前、いつも終わった瞬間教室出るじゃん」
「今日は急いでないからな」
麻美ちゃんがいないから…かな
宇田君と話す椎名君の横顔を見ながら、ぼんやりと思った
「じゃあ、たまには遊んで帰ろうぜ!!今日南短の女子とコンパするんだよ」
ドキンッ
驚きと…不安で胸が高まった
「バーカ、そんなのいかねぇよ」
椎名君はベシッと宇田君の頭を軽く叩く
ほっとしたのと同時に、はっと気づいた
椎名君は……その場所に行く必要がないから、断ったんだ
最初のコメントを投稿しよう!