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「確か…同じ上りでしょ? 最近電車は痴漢も多いんだから、椎名君に送ってもらえばいいじゃない」
そうだそうだー
まわりの野次馬がおもしろそうに同意する
「ほら、宇田 そろそろ行くわよ」
「あ、そっか ごめん宮ちゃん おい、松田、木下、長谷川、高村」
宇田君に呼ばれて、野次馬…もとい、数人の男子は立ち上がる
「合コンセッティングしたんだから、約束守ってよね」
「わかってるって…じゃ、お2人さんごゆっくりー♪」
にっこりと意地悪く楽しそうに笑って、宇田君達は出て行った
変な空気に包まれて、私と椎名君は放課後の教室に2人っきり
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