第一章 無口なあの仔

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      僕が気付いた時に、その男達はいなかったが 側で目を真っ赤に腫らして泣く乙葉がいた。 彼女の口はパクパクと確かに動いているが声が出ていない。 それほど怖かったのだろうか。 それとも僕の耳の鼓膜が破れたのだろうか 地面から上体を起こし、彼女に問いかける    
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