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~次の日~
鳳炎「…んっ…ふわぁ~…
あ~…確か…永遠亭…だったっけ?」
ゆっくり起き上がり、周囲を見回しながら呟く鳳炎
ベットに寝かされている事から、誰かが運んでくれたのだろう
鈴仙「あっ!!気がついた?」
声がした方に鳳炎が目を向けると、そこにはウサギ耳の少女、鈴仙・優曇華院・イナバが部屋の扉付近に立っていた
鳳炎「…えぇっと
君は?」
ウサギ耳を付けた人なんて初めて見た鳳炎は、若干目を点にしていた
鈴仙「私?私は鈴仙・優曇華院・イナバって名前なの
貴方は?」
鳳炎「漣 鳳炎だ
君らで言う外来人ってやつだ」
簡単に挨拶をすませ、鳳炎はゆっくりとベットから降りた
鈴仙「もう立って大丈夫なの?」
そう言いながら鳳炎に歩み寄る
見た目は大丈夫そうでも相手は患者…やはり心配なのだろう
鳳炎「ん、大丈夫だ
それより、永琳さんの所に連れてってくれないか?」
鈴仙「いいわよ
私も貴方が目を覚ました事をお師匠様にお伝えしないといけないので、一緒に行きましょ」
そう言いながら部屋の扉を開ける
鳳炎「あぁ、すまないが道案内は頼むな」
そう言って鈴仙が開けた扉から部屋を出る
鈴仙「よし、行こう♪
あっ!!色々気をつけてね?」
鳳炎「…色々って?」
鈴仙「聞くより見た方が早いよ…
経験しないに越したことはないけど…」
苦笑いを浮かべながら鳳炎の隣を歩き始めた
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