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鈴仙「え?いいですけど…
いったいどこへ?」
永琳「博麗神社に言って、あの巫女にこの子の能力を聞いてきてくれないかしら?」
鈴仙「なるほど…わかりました
鳳炎、今から出掛けるけど大丈夫?」
鳳炎「まぁ…どうせ荷物もないからな
俺1人じゃ場所もわからんし…
鈴仙の出るタイミングで出ればいいさ」
永琳「そうね…
ついでに紅魔館に行って来なさい
この薬を『動かない大図書館』に渡してきてちょうだい」
そう言いながら永琳は1つの紙袋を取り出した
鈴仙「わかりました
では少し帰りは遅くなるかも知れませんが、行ってまいります」
永琳から紙袋を受け取り、鈴仙は一礼する
永琳「えぇ、頼んだわよ
鳳炎君、どうせ今後の事なんて考えてないんでしょ?」
鳳炎「まぁ…こっちの事なんてさっぱりですからね」
永琳「少しずつでいいから、幻想郷を見て回りなさい
もしかしたら、そのどこかに貴方の目的を満たせるものがあるかも知れないわよ?」
鳳炎に優しく微笑みながら、どこか確信を秘めたような事を言う永琳
鳳炎「はぁ…わかりました」
鈴仙「では師匠、行って参りますね
鳳炎、行きましょ」
鳳炎「ん?あぁ
では永琳さん、俺もこれで」
そう言って2人は部屋を出ていった
永琳「…ふふふ
これから退屈しなくて済みそうね」
2人が出ていった扉を見つめ、永琳は1人小さく呟いた
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