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と…その時…
紫「ふふふ♪
どう?彼は」
永琳の背後にスキマが開き、そこから紫が姿を現した
永琳「またおもしろい子を連れて来たわね
まぁ、連れて来方に問題があると思うけど」
特に驚く様子も無く、当たり前のように話しかける永琳
紫「それがねぇ…
ちょっと想定外の事が起きちゃってね」
永琳「想定外?
何が起こったのかしら?」
幻想郷の賢者でもある八雲 紫が想定していなかった事
永琳はそれに強烈な興味が沸いた
紫「それがねぇ…
彼…スキマの中で存在が消えたのよ」
永琳「存在が?
貴女が見逃したんじゃないの?」
紫「それでもスキマの中よ?
私の掌の上とでも言えるスキマの中で消えたの
で、とりあえずスキマを開けたら運悪く…って訳なのよ」
若干申し訳なさそうに頬をかきながら言う
永琳「もしかして…それも彼の能力に関係してるのかしら…」
紫「あら、もしかしてもう能力の兆しでも見せたのかしら?」
永琳「そこに小瓶が1つ置いてあるでしょ?
彼は見ただけで薬品名を言い当てたの」
先ほどの瓶を指差しながら言う永琳
それを聞いた瞬間、紫は一瞬驚いた表情をいた
紫「『スキマでの消失』と『薬品を言い当てた』…
これは共通点はないわね
つまり…彼は…」
永琳「そうね…彼はおそらく…」
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