永久の音色

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しばらく歩くと、2人がいつも別れる分かれ道にたどり着いた 友人A「んじゃ鳳炎、また明日な♪」 鳳炎「へいへい…また明日な」 そう言って2人はそれぞれの家に向かって歩き出した この場所で交わす、最後の挨拶とは知らずに… 鳳炎家… 鳳炎「ただいま~…」 そう言いながら鳳炎は家に入る しかし、その家の中から返事は返ってこない 鳳炎「はぁ…親父達はまた仕事か…」 そう言って鳳炎はリビングに入る するとテーブルに置かれた一枚の手紙が目にとまった 鳳炎「何々… 『仕事に行ってきます。ちゃんと食事を摂ってください』 か…まぁ…いつもの事だし、気にしねぇけど…」 その手紙をテーブルに置き、鳳炎はキッチンに向かった キッチン… 鳳炎「さて…昨日は豚カツだったし…今日はオムライスでいいか」 そう言って鳳炎は、1人黙々と調理を開始した
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