215人が本棚に入れています
本棚に追加
???「えぇっと…いくつか言わせてもらっていいかしら?」
鳳炎の反応が意外だったのか、女性は少しの間唖然としていた
そして何か言いかけた事を思い出すと、どこからか扇子を取り出して話しかけた
鳳炎「まぁ…いいですよ
なんですか?泥棒さん」
動じないまま、鳳炎も話を進めていく
???「泥棒さん…
まずは自己紹介からね…私は八雲 紫
こことは違う世界の住人よ♪」
女性、八雲 紫はそう言いながら扇子を使って自分を指し示す
鳳炎「…俺は漣 鳳炎
ただの大学生です」
紫の異世界の住人発言を華麗に聞き流し、鳳炎も普通に自己紹介をする
紫「…リアクションが薄いわね…
もう少し驚いてもいいんじゃないかしら?」
鳳炎「そうは言っても…俺からすれば関係ないことですし…」
紫「いやいや…異世界の住人なのよ?
もう少し驚いたりするものじゃない?」
鳳炎「だって実際どうでもいいし…
なんですか?今から俺をその異世界とやらに連れていくとでも言うんですか?」
紫「まぁ…貴方が望むならそうしてあげてもいいわよ?
行くか行かないかは貴方が決めなさい」
鳳炎「…俺は」
最初のコメントを投稿しよう!