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鳳炎「行ってみたいです
その異世界とやらに」
紫「わかったわ
でも、一度行ってしまったらもう帰ってこれないかもしれないわ
それでもいいの?」
鳳炎「構いません
この世界に俺の居場所はあまりないですから」
紫「そう…わかったわ
じゃあ私から1つ、サービスするわ」
鳳炎「サービス?」
紫「えぇ
私の能力で、この世界から貴方に関する記憶を消してあげるわ」
鳳炎「つまり…この世界に元々俺は存在しなかったって事になる…と?」
紫「えぇ
そうすれば、貴方もこの世界に未練はなくなるんじゃないかしら?」
鳳炎「…わかりました
みんなの記憶から俺を消してください」
紫「はいはい
じゃあ後で消しておくから、貴方は先に私達の世界に行ってなさい」
そう言うと紫は、自分の横の空間に亀裂を入れ、そこに人1人なら通れる程の紫色の穴を開けた
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