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鳳炎「これは?」
突然現れた穴を指差しながら尋ねる
紫「この世界と私達の世界の出入り口とでも言っておこうかしら
この部屋に入ったのもこれを使ったからなのよ」
鳳炎「なるほど…じゃあこの穴に入ればいいんですね?」
紫「えぇ
それと…できれば穴じゃなくてスキマって言ってくれないかしら?
私達はそう呼んでるから」
鳳炎「スキマ…ですか
ところで、今から俺はなんて世界に行くんですか?」
紫「あら?言ってなかったかしら?
貴方が今から行くのは…[幻想郷]と呼ばれる場所よ」
鳳炎「えぇっと…あと聞く事は…」
紫「つべこべ言ってないで、さっさと行きなさいよ!!」
ブゥンっと音がしたかと思うと、鳳炎の足元に床はなく、先ほど紫が開けたスキマと同じものができていた
鳳炎「…え?ちょっ!!待って!!
うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…」
もちろん突然の事に対処できず、鳳炎は重力に従ってスキマに落下していった
この紫との出会いが、彼の…漣 鳳炎の人生を大きく変えるきっかけになったのは、またあとの話で…
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