シアン[過去]-初めての友達-

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「いいのかなーローザ。そーんな態度とってー」 「ど、どういう意味よっ!!」 「この前の体重測定でローザの体重2㎏増えてたよねー。太ったねー。えっと、何キロだったっけ?」 「わーわーわー!!!」 「どうしたの。そんな大声出して。」 「先、生がそんなこというからでしょう!?バカッ!!次会うときまで覚えておきなさい!!」 バタンッ ドアをすごい勢いで閉めて出ていくローザ 「あーらら。行っちゃった。」 (子供向けアニメの悪役の捨て台詞みたいだ…。ってこんなこと考えるまえに…) 「追い掛けなくていいの!?」 「もうこのパターンには馴れたぞ。いつものことだから大丈夫だ。それに…」 ガチャッ ドアが静かに開き顔を半分覗かせたのはローザのだった 「こうやってすぐ来るからさ」 「シオン、サイム行くわよ」 「はいよ。じゃあな~先生」 「え、っと…ありがとうございました!!」 「安静にするんだよシオンちゃん。おんぶしてあげてサイム」 「俺の背中に乗れ。シオン」 「うん」 それから僕はサイムにおんぶしてもらって、サイムの部屋まで行った
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