合成獣

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話は最初に戻り、二人は父に言われた場所を目指していた。徒歩で・・ ヨウスケ「しかしお前の手をドラエモンみたいな手から、人の手に縫い直して正解だったな」 ヨシマサ「おかげで錬金術も使えるし、生活にも困らないし・・。けど、もっとましなのなかったの?」 ヨウスケ「食い倒れ人形よりはましだろ?」 ヨシマサ「・・うぅ~ん」 ヨウスケ「身長伸び・・あちょ!!」 ヨシマサ「どうしたの?・・げ」 ヨシマサはヨウスケに指を指されたところを見ると、ヨウスケの車椅子のタイヤにババが絡まっていた。それも大量に。 ヨシマサ「・・・逃げよっと」 ヨウスケ「待て!このクソやろー!」 ヨシマサ「クソヤローって・・。自分のことじゃん。げぱぱぱぱぱ」 ヨシマサは笑いながらヨウスケから逃げていた。 二人が旅を始めて一年・・ ヨウスケはしょっちゅうババを踏んでいた。おそらく三桁は越えただろう。しかもその8割は見るからに人糞・・ ヨウスケの車椅子はババ塗れになっており、ギンバエがたかることもあった。 ヨウスケ「ちょ・・マジでまってや・・。」 ヨシマサ「一定の距離保つなら待つよ?」 ヨウスケ「約束しよう。」 二人は一定の距離(3m)を維持しながら街を歩いていた。 二人が今いる場所はアメストリス国のリゼンプールの近くの街、ゲイホレール。 名前のとおり、ゲイが沢山いる。 二人はこの街で夜を明かすための宿を探した。
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