線香花火~仁王目線~

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痛いのも一瞬。 赤い液体が顔にかかる。 それは生暖かくて。 身体は重くなって、石になった気分…。 柳生…? ……のぅ…柳生…… なんで…お前さんが…そんな…危険なもの… ………そぅか… 俺がいけないんか…… 神様からの罰…。 それでも柳生からならいい。 柳生が泣いてくれている… それは… 俺を殺したから…? それとも… 俺が…――― もう何も考えられなくなった。 最後に… 一言だけ柳生に届けばいいのぅ…
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