182人が本棚に入れています
本棚に追加
/54ページ
「やぎゅー、やぎゅー」
外から声が聞こえるとすぐにドアを開けに玄関に向かった。
「仁王くんッ!」
「よぉ、柳生。ちゃんと服は着とんじゃなあ?」
「……っ、早く…入ってください…」
ドアを開けると片手を肩まで挙げた彼がいた。
じろじろと仁王くんの視線が痛い。
ここでは親に見られる可能性があって怖いから、自室へ呼んだ。
着替えり前にちゃんとジュースとお菓子は用意しておいたから、部屋から出ることはない。
部屋に入ると、仁王くんは私をベッドに押し倒してきた。
それはいきなりで驚いて…。
「…っ!な、んですか」
「よぉ着たなぁ、ええ子じゃ、ヒロ…」
軽いキスを落とされる。
「んッ…早く…脱ぎたいのですが…」
「おぉ、脱いで下着を見てもらいたいん?やぎゅーさん、変態~」
「っ…違いますッ!!」
「ちょっと確認…っと」
ピラッと裾を捲り上げられた。
白のレースの下着があらわになる。
そして、きつくしまわれているアレも…。
「っ…やめ…!」
「おぉ、めっちゃ似合っとるきに、ヒロ」
「キスしても許しませんからねっ」
「ひどいっ、ヒロ…」
「涙目になっても駄目です!」
「えぇぇー…」
(´・ω・`)みたいな顔をしても駄目。
私は女性ではないのですから、このような可愛らしい格好は女性にやってもらうものでしょう!
「でも、似合うとるぜよ」
「う、嬉しくなんかありませんからねっ」
恥ずかしい…。
すごくこの格好が恥ずかしい。
「…さてと」
「ひぅっ!?」
「そんなに驚かんでもええじゃろ~」
いきなり下着の上から蕾に指をたてられたのだから、驚くでしょう。
何が「さてと」ですか!
この変態詐欺師っ!
最初のコメントを投稿しよう!