線香花火~仁王目線~

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「綺麗…」 いや、花火よりお前さんのほうが綺麗じゃから! 花火より柳生を見つめてしまう。 だって…柳生、綺麗だし…。 はぁあ…襲いたい…。 花火が消える度に哀しくなる。 柳生が何処かに行ってしまうのではないかと不安で…。 「……さようなら…仁王くん…」 そう呟いたのも聞き逃さなかった。 じゃが、それがどういう意味かわからなくて…―― 急に身体が動かなくなった。
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