箱入り恋愛【上】

夢

――――――
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何か…音がする。

いつの間にか眠っていた私は部屋に響く物音で目が醒めた。

起き上がった私の視界に、一瞬人影が写った。

しかし瞬きをした瞬間、その人影は消えていた。

｢…？気のせい…？｣

そう呟いた瞬間、私は後ろから伸びてきた手に口を塞がれた。