幸せな記憶

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昨日までは幸せだったのに そんな風に思ってた矢先母親の彼氏が帰ってきて 「なあ…ママおきひん…」 そう言うと泣き崩れて 「救急車は?まみは?」 「ちゃあちゃんが呼んだ…まみ帰ってけえへん…!」 そんなやり取りをしてたら 電話かけて 「お前はなにしとんねん! ママ…亡くなってんぞ!」 怒鳴り声が聞こえて、うん…はよ帰ってこい。と言ってこっちにきて2人して母親を見てた。 「…現実やねんな。」 救急車の音が聴こえてきて母親が亡くなってる。死亡推定時刻は… って言ってたらお姉ちゃんが帰ってきて泣きじゃくってた。 「…まみが…帰ってこんからや…心配ばっかかけて…」 お姉ちゃんを責めた。現実から逃げたくて。母親が亡くなった事実を認めたくなくて ただただ、お姉ちゃんは泣くだけ。しばらくして、死亡解剖すると言う事で母親は連れていかれた。 その間沈黙ばかりでした。
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